| 3年B組金八先生 Kinpachi-sensei / Kinpachi Sensei | |
|---|---|
![]() 桜中学校のロケ地として長く使われた足立区立第二中学校(2006年撮影。Wikimedia Commons「Adachi-second J.H.S.jpg」) | |
![]() 主演の武田鉄矢(Wikimedia Commons「武田鉄矢.jpg」) | |
| 略称 | 金八、金八先生 |
| ジャンル | 学園ドラマ、ヒューマンドラマ |
| 放送シーズン | 全8シリーズ+スペシャル12本(ファイナル含む) |
| 放送期間 | 1979年10月26日 - 2011年3月27日(断続的) |
| 放送時間 | 金曜20:00(第1・2シリーズ)、月曜21:00(第3シリーズ)、木曜21:00(第4・5・6・8シリーズ)、金曜22:00(第7シリーズ) |
| 話数 | 全185話(スペシャル含む) |
| 放送国家 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| 放送局 | TBS系列 |
| 配信 | TVer・TBS FREE(2023年に全話無料配信)、Hulu ほか |
| 平均視聴率 | 26.3%(第2シリーズ・シリーズ最高) |
| 制作 | |
| プロデューサー | 柳井満 |
| 演出 | 生野慈朗、福澤克雄 ほか |
| 制作 | TBS(制作協力:ドリマックス) |
| 脚本 | 小山内美江子(第1 - 第7シリーズ途中)、清水有生(第7シリーズ途中 - ファイナル) |
| 音楽 | 瀬尾一三(第1シリーズ - SP6)、城之内ミサ(第3シリーズ - ファイナル) |
| 出演者 | 武田鉄矢、倍賞美津子、赤木春恵、名取裕子、森田順平、財津一郎、吉行和子、星野真里 ほか |
| その他 | |
| 原作 | 小山内美江子 |
| 関連番組 | 1年B組新八先生、2年B組仙八先生、3年B組貫八先生(桜中学シリーズ) |
| エンディング曲 | 海援隊「贈る言葉」(第1シリーズ)ほか、各シリーズで海援隊・武田鉄矢の楽曲 |
概要[編集]
3年B組金八先生(さんねんビーぐみ きんぱちせんせい)とは、1979年から2011年まで32年間にわたりTBS系で断続的に放送された学園ドラマシリーズである。武田鉄矢演じる国語教師・坂本金八が、東京下町の桜中学校3年B組で起きる問題に体当たりでぶつかる。全8シリーズとスペシャルで計185話。主題歌「贈る言葉」とともに日本の学園ドラマの代名詞となった。
詳細[編集]
どんな話か[編集]
舞台は東京都足立区にある架空の区立桜中学校(第3シリーズとSP7・SP8のみ松ヶ崎中学校)。長髪にジャケット姿の国語教師・坂本金八が、担任する3年B組の生徒たちと一緒に悩み、怒り、泣きながら、受験・いじめ・非行・家庭問題などを一つずつ乗り越えていく。物語はたいてい中学3年の2学期から卒業式までを描き、最終回は卒業式と、金八が生徒一人ひとりに言葉を贈る場面で締めくくられるのが恒例だった。
毎回のオープニングでは、荒川の土手や校庭で金八が「3年B組ー!」と叫び、生徒たちが「金八先生ー!」と駆け寄って胴上げする。この演出は第1シリーズからファイナルまで32年間ほぼ変わらず、今でもバラエティ番組でパロディにされる定番シーンになっている。
「金八」という名前の由来[編集]
坂本金八の「坂本」は武田鉄矢が敬愛する坂本龍馬から、「金八」は初期の放送枠「金曜夜八時」から取られた。当時の金曜20時台は日本テレビの『太陽にほえろ!』とテレビ朝日の『ワールドプロレスリング』が強く、TBS編成部では「金八をどうにかしろ」が合言葉になっていたという。作中では「8人きょうだいの8番目だから金八」という設定になっている。
企画段階では苗字が「阪本」で、担当教科も英語だったとされ、英語の筆記体を書いた黒板の前でポーズを取る金八のスチル写真がTBSに残っているという。武田本人は「編成と制作の間で行き違いがあった」と振り返っている。
主演が武田鉄矢になるまで[編集]
プロデューサーの柳井満が最初に声をかけたのはシンガーソングライターの岸田智史だったが、「きみの朝」のヒットで多忙となり辞退。次に打診された谷村新司も「ドラマはできない」と断り、急遽、当時は個性派の脇役という評価だった武田鉄矢に白羽の矢が立った。
武田は新聞で「『熱中時代』の水谷豊の真似をさせてTBSは何を考えているのか」という趣旨の記事を読み、強いプレッシャーを感じたという。それでも主演を32年続け、金八は武田の代名詞となった。岸田は後番組『1年B組新八先生』の主演に回り、第1シリーズ最終回に新人教師役で顔を出している。
桜中学シリーズの中心作[編集]
『3年B組金八先生』は、TBSが金曜20時枠で展開した「桜中学シリーズ」の看板作品でもある。後番組として『1年B組新八先生』『2年B組仙八先生』『3年B組貫八先生』が作られ、『仙八先生』からはシブがき隊がデビューした。断続的とはいえ放送期間は32年に及び、『水戸黄門』『渡る世間は鬼ばかり』と並ぶTBSの代表的ドラマとされている。
シリーズ一覧[編集]
連続シリーズ[編集]
| シリーズ | 放送期間 | 話数 | 主題歌 | 主なテーマ |
|---|---|---|---|---|
| 第1シリーズ | 1979年10月 - 1980年3月(金曜20時) | 全23回 | 海援隊「贈る言葉」 | 15歳の妊娠と出産、受験戦争、命の大切さ |
| 第2シリーズ | 1980年10月 - 1981年3月(金曜20時) | 全25回 | 海援隊「人として」 | 校内暴力、「腐ったミカンの方程式」、思春期の心の病 |
| 第3シリーズ | 1988年10月 - 12月(月曜21時) | 全12回 | 武田鉄矢「声援」 | 生徒の無気力、保健室登校、食と健康 |
| 第4シリーズ | 1995年10月 - 1996年3月(木曜21時) | 全23回 | 海援隊「スタートライン」 | いじめ、不登校、学習障害、「十五歳の母と父」 |
| 第5シリーズ | 1999年10月 - 2000年3月(木曜21時) | 全23回 | 海援隊「新しい人へ」 | 学級崩壊、「キレる」子ども、高齢化社会 |
| 第6シリーズ | 2001年10月 - 2002年3月(木曜21時) | 全23回 | 海援隊「まっすぐの唄」 | 性同一性障害、報道と人権、病気と家族 |
| 第7シリーズ | 2004年10月 - 2005年3月(金曜22時) | 全22回 | 海援隊「初恋のいた場所」 | 薬物乱用、児童虐待、学校選択制 |
| 第8シリーズ | 2007年10月 - 2008年3月(木曜21時) | 全22回 | 海援隊「いつか見た青い空」 | モンスターペアレント、学校裏サイト、少子化 |
| ファイナル | 2011年3月27日(4時間スペシャル) | 1回 | 海援隊「贈る言葉」 | 金八の定年退職、卒業生総出演 |
スペシャル版[編集]
連続シリーズの合間には毎年のようにスペシャル版が放送された。第1シリーズの卒業生のその後を描いたSP1から、第7シリーズの続編にあたるSP11まで、ファイナルを含めて12本がある。第2シリーズ後には金八・新八・仙八・貫八の出演者138人がスタジオに集まる音楽特番『桜中学大音楽会』も放送された。2004年には目黒雅叙園で25周年記念の同窓会が開かれ、その模様が2時間特番として放送されている。
32年の変遷[編集]
第1・第2シリーズは高度経済成長後の「荒れる中学校」を背景にした社会派路線。第3シリーズはバブル期で舞台が松ヶ崎中学に移り、放送中に昭和天皇が崩御したため、卒業スペシャルは平成に入ってからの放送となった。
1995年の第4シリーズで桜中学に戻り、BGMがオーケストラ調になるなど大幅にリニューアル。第5 - 第7シリーズはのちに『半沢直樹』を手がける福澤克雄がチーフディレクターとなり、「重要生徒」を軸にしたシリアスで過激な路線で再ブームを起こした。第8シリーズは小山内美江子が脚本から完全に離れ、生徒25人全員を主役にする方針に切り替えたが、視聴率は歴代最低となり、連続シリーズはここで幕を閉じた。
物語のテーマ[編集]
15歳の母(第1シリーズ)[編集]
第1シリーズの「十五歳の母」は、クラスの女子生徒の妊娠と出産を6話にわたって描いたエピソード。中学生の妊娠という題材は当時かなり踏み込んだもので、TBSには抗議の電話が多数寄せられたという。一方で大きな反響を呼び、第6回は昭和55年の日本民間放送連盟賞テレビ娯楽部門優秀賞を受賞した。金八が命の大切さや性について真正面から語る「愛の授業」もこのシリーズの象徴になっている。1995年の第4シリーズでは、15年後の視点からこのテーマを見直す「十五歳の母と父」が作られた。
腐ったミカンの方程式(第2シリーズ)[編集]
第2シリーズの代名詞が、荒谷二中から「手に負えない」として転校させられてきた不良少年・加藤優をめぐるエピソード。箱の中に腐ったミカンが一つあると他も腐ってしまうという理屈で問題生徒を排除する学校側の論理に、金八は「我々はミカンや機械を作ってるんじゃないんです。人間を作ってるんです」と真っ向から反論する。
クライマックスの「卒業式前の暴力」では、加藤らが荒谷二中の放送室に立てこもり、駆けつけた警察に連行される。この場面ではセリフを一切入れず、スローモーション映像に中島みゆきの「世情」をフルコーラスで重ねる演出が取られ、ドラマ史に残る名場面と呼ばれている。
いじめ・学級崩壊・キレる子ども(第4・第5シリーズ)[編集]
第4シリーズでは、一見平和なクラスに潜むいじめを扱い、金八が生徒に「いじめる側」「いじめられる側」を割り振るロールプレイ授業を行った。第5シリーズでは学級崩壊や、優等生の顔を持ちながら裏でクラスを操る生徒・兼末健次郎の物語が展開。少子化で空いた校舎に高齢者のデイサービスセンターが併設され、生と死をめぐるエピソードも多く描かれた。
性同一性障害の生徒(第6シリーズ)[編集]
第6シリーズでは、体は女性で心は男性という生徒・鶴本直(演:上戸彩)の物語が大きな柱となった。小山内は、この役を演じられる俳優がいなければテーマ自体を断念するつもりだったが、当事者である作家・虎井まさ衛の協力が得られたことと、上戸との出会いが決め手になったと語っている。地上波の連続ドラマでこのテーマを正面から描いた例として、現在でも言及されることが多い。
薬物乱用(第7シリーズ)[編集]
第7シリーズは、覚醒剤に手を出してしまう生徒・丸山しゅうを中心に、薬物と反社会的勢力、家庭崩壊を描いたシリーズ最大の過激路線。最終回は番組初の4時間枠で放送され、シリーズ内最高の19.2%を記録した。一方で、過剰な演出に反対した小山内が途中で降板し、清水有生が脚本を引き継ぐ事態となった。
ネット社会と親(第8シリーズ)[編集]
第8シリーズは、学校裏サイトでの誹謗中傷やモンスターペアレント、学校選択制による生徒数減少など、2000年代後半の学校を取り巻く問題を扱った。茨木のり子の詩「ぎらりと光るダイヤのような日」などが授業で取り上げられたのも特徴。
主要キャスト[編集]
教師・坂本家[編集]
- 坂本金八 - 武田鉄矢(国語教師。作中の誕生日は1950年8月8日で、2011年3月に定年)
- 坂本里美 - 倍賞美津子(金八の妻。第4シリーズ以前に亡くなった設定)
- 坂本乙女 - 星野真里(第4シリーズ以降。それ以前は別の俳優が演じた)(金八の長女)
- 坂本幸作 - 佐野泰臣(金八の長男。第5シリーズの生徒たちと同級生)
- 君塚美弥子 - 赤木春恵(初代校長)
- 田沢悦子 - 名取裕子(美術教師)
- 乾友彦 - 森田順平(数学教師。金八の同僚として長く出演)
- 池内友子 - 吉行和子(家庭科教師)
- 左右田 - 財津一郎(英語教師。第1シリーズ、SP9、ファイナルに出演)
主な生徒役(出身俳優)[編集]
生徒役は基本的にオーディションで選ばれ、ここから多くの俳優・歌手が巣立った。以下は役名と演者の一部。
- 第1シリーズ(1979年)
- 浅井雪乃 - 杉田かおる
- 宮沢保 - 鶴見辰吾
- 星野清 - 近藤真彦
- 沢村正治 - 田原俊彦
- 梶浦裕二 - 野村義男
- 阿部トシエ - つちやかおり
- 安恵美智子 - 小林聡美
- 山田麗子 - 三原じゅん子
近藤・田原・野村の3人はこの作品をきっかけに「たのきんトリオ」として大ブレイクした。
- 第2シリーズ(1980年)
- 加藤優 - 直江喜一
- 松浦悟 - 沖田浩之
- 椎野一 - ひかる一平
- 迫田八重子 - 川上麻衣子
- 赤上近子 - 伊藤つかさ
- 第3シリーズ(1988年)
- 谷口健治 - 森且行
- 成瀬浩二 - 長野博
- 田中一義 - 萩原聖人
- 第4シリーズ(1995年)
- 広島美香 - 小嶺麗奈
- 伊丸岡ルミ - 松下恵
- 第5シリーズ(1999年)
- 兼末健次郎 - 風間俊介
- 深川明彦 - 亀梨和也
- 第6シリーズ(2001年)
- 鶴本直 - 上戸彩
- 青沼美保 - 本仮屋ユイカ
- 赤嶺繭子 - 佐藤めぐみ
- 笹岡あかね - 平愛梨
- 長澤一寿 - 増田貴久
- 長谷川賢 - 加藤成亮(現・加藤シゲアキ)
- 山越崇行 - 中尾明慶
- 今井儀 - 斉藤祥太
- 第7シリーズ(2004年)
- 丸山しゅう - 八乙女光
- 狩野伸太郎 - 濱田岳
- 鈴木康二郎 - 薮宏太
- 稲葉舞子 - 黒川智花
- 麻田玲子 - 福田沙紀
- 第8シリーズ(2007年)
- 田口彩華 - 高畑充希
- 金井亮子 - 忽那汐里
- 森月美香 - 草刈麻有
- ファイナル(2010年度の3年B組)
- 景浦裕也 - 岡本圭人
- 柴崎茜 - 趣里
主題歌と音楽[編集]
「贈る言葉」[編集]
第1シリーズの主題歌「贈る言葉」は、武田鉄矢が作詞、海援隊の千葉和臣が作曲した、卒業ソングの定番中の定番。実は岸田智史が主演に内定していた時点で、この曲はすでに完成していたという。以後、SP1 - SP6、SP10の結び、第6シリーズ最終回、そしてファイナルでもオリジナル版が流れ、シリーズ全体のテーマ曲のような存在になった。
歴代主題歌[編集]
主題歌は全シリーズで武田が作詞し、作曲は海援隊のメンバーが担当した。第3シリーズだけは海援隊が一時解散していた時期のため、武田のソロ名義「声援」になっている。第4シリーズ以降は再結成した海援隊名義に戻った。
挿入歌の使い方も印象的で、第2シリーズの「世情」のほか、第5 - 第7シリーズでは文化祭などで踊られる「南中ソーラン」がクラスの団結の象徴として毎回のように登場した。第8シリーズでは森山直太朗の「生きとし生ける物へ」が挿入歌に使われている。
制作の裏側[編集]
撮影とロケ地[編集]
桜中学校の撮影には主に足立区立第二中学校が使われた。第1シリーズ中盤に妊娠という題材を理由に学校側が難色を示し、第2シリーズでは葛飾区の小学校、第4シリーズでは足立区立江南中学校が使われた時期もある。第二中学校は2005年に統合で廃校となり、第8シリーズは足立区立鹿浜中学校、ファイナルは旧足立区立新田小学校で撮影された。荒川の土手のシーンは全シリーズを通しての名物で、作中の桜中学の最寄り駅は東武線の堀切駅とされている。
教室での授業シーンは数十分に及ぶワンカット撮影が伝統で、NGが出ると頭から撮り直しだった。第6シリーズではある生徒役の携帯電話が鳴ってNGとなり、10テイク以上かかったという逸話も残っている。
卒業式の「贈る言葉」はアドリブ[編集]
第4シリーズ以降、最終回で金八が卒業生一人ひとりに言葉を贈る場面は、武田のアドリブから生まれた。それを見た小山内が感銘を受け、第5シリーズからは台本に「金八先生、あなたにお任せします」とだけ書かれるようになったという。リハーサルは立ち位置の確認程度で、生徒役は本番まで何を言われるか知らないため、撮影現場は毎回号泣に包まれたとされる。
脚本家と制作陣の確執[編集]
原作・脚本の小山内美江子は綿密な取材でストーリーを組み立てる作家だったが、第5シリーズ以降の過激な演出をめぐってTBSの制作陣との溝が深まった。第7シリーズ途中の2005年1月に小山内は降板し、週刊誌では「これ以上過剰な脚本や演出をするのなら金八はもうやめたほうがいい」との発言が報じられた。その後2006年秋から交渉が行われて和解し、第8シリーズでは小山内は原作のみのクレジットとなった。小山内は2024年5月2日に94歳で亡くなり、上戸彩らが追悼のコメントを寄せている。
生徒役オーディション[編集]
第1シリーズでは、内定していた出演者の一部を入れ替えてジャニーズ事務所の所属タレントが起用され、以後ファイナルまで同事務所(現在のSTARTO ENTERTAINMENT系)のタレントが毎シリーズのように出演した。第3シリーズのオーディションには木村拓哉と中居正広も参加していたが、木村はいつもの通学スタイルで来てくれと言われてボンタン姿で行ったところ不採用になった、と後年語っている。第6シリーズ以降はオーディション倍率が40倍を超えたとされる。
評価・反響[編集]
視聴率[編集]
第1シリーズは当時「金曜8時の王者」だった『太陽にほえろ!』と激しい視聴率争いを繰り広げ、「十五歳の母」の反響で1980年初頭には逆転。最終回は39.9%を記録したとされる。第2シリーズは平均26.3%でシリーズ歴代最高。第7シリーズは裏番組に苦戦しつつ最終回19.2%、2011年のファイナルは19.7%を記録した。
受賞歴[編集]
- 第1シリーズ:第17回ギャラクシー賞、昭和55年日本民間放送連盟賞テレビ娯楽部門優秀賞
- 第4シリーズ:第8回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞(小山内美江子)
- 第6シリーズ:第32回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演女優賞(星野真里)
- 第7シリーズ:第46回毎日芸術賞特別賞、平成17年日本民間放送連盟賞テレビドラマ番組部門優秀賞
2000年には郵政省の「20世紀デザイン切手」の1枚に選ばれ、番組タイトルと川沿いを歩く生徒の後ろ姿をデザインした80円切手が発行された。2019年の「理想の教師が出てくるドラマ」ランキングでは2位に入っている。
パロディ・オマージュ[編集]
長寿番組だけにパロディは数え切れない。『銀魂』の「3年Z組銀八先生」、『妖怪ウォッチ』の「3年Y組ニャンパチ先生」が有名で、後者については武田本人が「金八先生は終わったけれど、猫に化けて生きている」と歓迎し、映画版に声優として出演までした。小説『バトル・ロワイアル』には「坂持金発」という人物が登場し、冒頭に「生徒はミカンじゃないんです」という一文が引用されている。金八が「人」という漢字の成り立ちを説明するくだりは福田雄一作品の定番ネタとしても知られる。
放送・配信[編集]
全185話がDVD化されており、2011年には全話を収めた85枚組の「DVDコンプリートBOX」も発売された。配信では2020 - 2021年にParaviで全シリーズが配信され、2023年4月から10月まではTVerとTBS FREEで毎日1話ずつ全185話が無料配信されて話題になった。2026年3月からはHuluでも第1シリーズからファイナルまでの配信が始まったとされる。このほかU-NEXTなどでも一部シリーズが配信されている(配信状況は時期により変動)。
海外では、ハワイのKIKU-TVが「Kinpachi Sensei」のタイトルで英語字幕付きで第4シリーズ以降を放送していた。
余談[編集]
- 第1シリーズは高視聴率で延長の話も出たが、武田が映画『マイ・ロード』のアメリカロケに参加するため、1980年3月でいったん終了した。
- 第5シリーズの寿司屋のゲストとして、のちにブレイクする高橋一生が出演している。
- SP9には、のちに声優として活躍する宮野真守と木村良平が生徒役で出演している。
- 第4シリーズのオーディションには、第2シリーズの加藤優に憧れた天野ひろゆきと松村邦洋が参加したが、年齢の面で落選。松村はエキストラ出演を果たし、加藤優のものまねは彼の持ちネタになった。
- 『GTO』の原作漫画には、名前だけだが「加藤優」が登場する。
- 修学旅行と体育祭は、32年間で一度も作中で描かれなかった。
- ファイナルは当初3月20日放送予定だったが、3月27日が第2シリーズの松浦悟役・沖田浩之の十三回忌にあたることから、放送日が変更されたとされる。
- 放送中にチュンソフトからPlayStation 2用ゲーム『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』が発売され、主題歌の「贈る言葉」を上戸彩がカバーした。

