本日も完売しました

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本日も完売しました
오늘도 매진했습니다 / Sold Out on You
略称 オメジン(오매진)
ジャンル ラブコメディ / ヒーリングロマンス
放送期間 2026年4月22日 - 2026年5月28日
放送時間 水・木曜 21:00(韓国時間)
話数 全12話
放送国家 韓国
言語 韓国語
放送局 SBS
配信 Netflix(日本を含む海外)
平均視聴率 約2.8%(ニールセン・コリア全国世帯基準)
制作
演出 アン・ジョンヨン
制作 スタジオS、ビヨンドJ、スリングショットスタジオ
脚本 チン・スンヒ
音楽 ソン・ドンウン(OST総括プロデュース)
出演者 アン・ヒョソプ、チェ・ウォンビン、キム・ボム、コ・ドゥシム、チョ・ウリ、チョ・ボクレ、ユン・ビョンヒ、オク・ジャヨン ほか
その他
原作 なし(オリジナル脚本)

概要[編集]

『本日も完売しました』(ほんじつもかんばいしました/原題:오늘도 매진했습니다、英題:Sold Out on You)とは、2026年4月22日から5月28日まで韓国のSBSで放送された全12話のラブコメディドラマである。売ることに人生を懸けた不眠症のホームショッピング司会者と、田舎の村できのこを育てる謎の青年農夫が出会い、互いの「眠れない夜」を癒やしていく物語。日本ではNetflixで独占配信された。

詳細[編集]

「完売の女王」と「スリージョブ農夫」[編集]

物語の主人公は、ヒットホームショッピングの看板ショーホストであるダム・イェジン(チェ・ウォンビン)。どんな商品でも売り切ってしまう「完売請負人」で、1分間に1億ウォンを売り上げた伝説の記録まで持っている。しかし仕事に没頭するあまり、慢性的な不眠症に悩まされている。もう一人の主人公、マシュー・リー(アン・ヒョソプ)は、トクプン村できのこ農場を営みながら、自然派化粧品原料会社の代表と化粧品の研究員まで兼ねる「スリージョブ農夫」。村人からは「メチュリ」(韓国語でウズラの意)という愛称で呼ばれている。

正反対のワーカホリック同士[編集]

制作陣が掲げたコンセプトは「自分を顧みない二人のワーカホリックが、眠れない夜を抱えて出会う」というもの。売るためなら何でもするイェジンと、口は悪いが村のお年寄りには息子のように優しく、仕事には妥協しない完璧主義のマシュー。性格は正反対だが、どちらも仕事に逃げることでしか自分を保てない、という点ではよく似ている。韓国の報道では、二人の掛け合いが「ドリーミーなケンカップルロマンス」と紹介された。

地上波は控えめ、Netflixでは世界1位[編集]

本作最大の特徴は、韓国国内と海外で反響が大きく分かれたことだ。SBSでの視聴率は2〜3%台が続き、最高でも3.3%にとどまった。その一方で、Netflixでは配信開始の翌週に非英語TV部門のグローバル1位を獲得し、5週連続でトップ5入りした。韓国メディアは「地上波では静かだがNetflixでは1位」と、この温度差を何度も記事にしている。

あらすじ[編集]

ダム・イェジンは、週末のプライムタイム枠をライバルのショーホストに奪われてしまう。看板枠を取り戻す条件は、グローバルスキンケアブランド「レトワール」の商品を自分の番組で扱うこと。レトワールの専務ソ・エリック(キム・ボム)と商談したイェジンは、その化粧品に欠かせない希少原料「白花ヌリきのこ」が、地方のトクプン村でしか採れないことを知る。

原料の契約を取りに村へ乗り込んだイェジンを待っていたのは、田んぼのあぜ道。スポーツカーで来たイェジンと、トラクターに乗ったマシューが細い道で鉢合わせし、互いに一歩も譲らずクラクションを鳴らし合う。これが二人の最悪の出会いだった。

実はマシューこそが、イェジンが探していた原料会社「ゴジュノクバイオ」の代表イ・ヘソクその人。契約を断固拒むマシューと、引き下がらないイェジンの攻防が始まる。第3話では、イェジンが腕をけがしたまま生放送をやり切る姿をマシューが目にし、彼女を見る目が変わっていく。仕事と父親からのプレッシャーで不眠が悪化したイェジンが、亡き母の番号に電話をかけてしまう場面や、夢遊状態で裸足のまま街をさまよう彼女をマシューが事故寸前で救う場面は、前半の山場として話題になった。

中盤以降は、マシューがかつて化粧品研究から離れた理由と、彼に「メチュリ」という名前をくれた村の少女ナ・ソミとの過去が明かされていく。二人は手を組んで新しい化粧品の開発と販売に挑むが、ある事件をきっかけにマシューと村が窮地に立たされ、裏切り者の存在も浮かび上がる。終盤では過去の化粧品事件の真相が明らかになり、二人の新製品はホームショッピングの生放送で「完売」を記録する。タイトルの意味が最後に回収される構成である。

登場人物とキャスト[編集]

主要人物[編集]

トクプン村のきのこ農場主で、ゴジュノクバイオの代表、化粧品研究員も兼ねる「スリージョブ農夫」。愛称はメチュリ。ぶっきらぼうな完璧主義者だが、村のお年寄りには息子のように慕われている。誰にも言えない秘密と、化粧品にまつわる過去の傷を抱える。
  • ダム・イェジン - 演:チェ・ウォンビン
ヒットホームショッピングのトップショーホスト。どんなカテゴリーの商品でも完売させる実力者だが、ひどい不眠症に悩んでいる。看板枠を取り戻すため、トクプン村に乗り込む。
  • ソ・エリック - 演:キム・ボム
グローバルスキンケアブランド「レトワール」の専務理事。穏やかで紳士的な性格。3年前に出会ったイェジンを忘れられず、韓国にやってくる。
トクプン村の実力者。マシューを実の息子のように受け入れ、村に根を下ろすきっかけを作った人物。

トクプン村の人々[編集]

村で唯一のコーヒー店「文カフェ」の店主。パク・グァンモからは「全校会長」「全校1位」「ガキ大将」と呼ばれる村の顔役で、方言まじりのクールな物言いが持ち味。
  • パク・グァンモ - 演:チョ・ボクレ
村の住人。エラにユーチューブ出演を持ちかけては一蹴される。エラ、カン・ムウォンとの小さな三角関係も描かれる。
  • カン・ムウォン - 演:ユン・ビョンヒ
ゴジュノクバイオの共同代表。マシューの身近な協力者。
  • ナ・ソミ - 演:アン・セビン
村の少女。マシューに「メチュリ」という名前を付けた人物で、彼が化粧品研究に向き合う理由とも深く関わる。

ソウル側の人々[編集]

  • ミシェル - 演:オク・ジャヨン
エリックの義理の姉。
  • ソン・チャンホ - 演:チェ・ドンヒョン
  • そのほか、イェジンの父ダム・ソッキョン、ライバルのショーホストであるソン・ミョンファ、エリックの秘書チャ・ジュンフンらが登場する。

制作[編集]

演出はアン・ジョンヨン、脚本はチン・スンヒ。制作はSBS系の制作会社スタジオSに、ビヨンドJ、スリングショットスタジオが加わった共同制作。小説やウェブトゥーンの原作がないオリジナル作品である。

アン・ヒョソプにとっては、2023年の『浪漫ドクター キム・サブ』シーズン3以来、約3年ぶりのSBS復帰作となった。彼はSBSで『30だけど17です』(2018年)のSBS演技大賞新人賞に始まり、『浪漫ドクター キム・サブ2』(最高27.1%)、『ホン・チョンギ』(最高10.4%)、『社内お見合い』(最高11.6%)と高視聴率作を重ね、SBS演技大賞で繰り返し受賞してきた。そのため韓国メディアでは「SBSの息子」と呼ばれ、本作でもその看板を証明できるかが注目された。演出のアン・ジョンヨン監督は「このドラマをしながらアン・ヒョソプに惚れた」と語り、真面目な姿の裏にあるコミカルな魅力に期待してほしいとコメントしている。

ヒロインのチェ・ウォンビンは、MBCドラマ『こんなに親密な裏切り者』で第61回百想芸術大賞TV部門の新人演技賞を受賞した若手女優で、本作は受賞後の主演作として注目を集めた。

2026年4月15日には、ソウル・木洞のSBS本社で制作発表会が開かれた。本作はSBSの水木ドラマ枠で、前年12月に終了した『キスは無駄なのに!』(原題:키스는 괜히 해서!)以来の水木ドラマとして、枠の復活作という位置づけでもあった。

ロケ地としては、劇中のトクプン村の場面が江原道春川市の農村地域で撮影されたとされ、きのこ農場周辺の農道は京畿道抱川市で撮られたとする海外のロケ地まとめもある。ホームショッピング会社やレトワール関連の都会的な場面は、ソウルの汝矣島や漢南洞などで撮影されたという。

放送・配信[編集]

韓国ではSBSで毎週水・木曜21時に放送された。全12話で、4月22日に始まり5月28日に最終回を迎えた。週2話ペースのため、放送期間は約5週間と短い。

日本を含む海外では、SBSとNetflixのパートナーシップに基づき、Netflixで韓国放送とほぼ同時に配信された。日本での配信タイトルは『本日も完売しました』。なお、韓国の配信サービスWavveでは2025年9月30日をもってSBSコンテンツの提供が終了しており、本作もWavveでは視聴できないとされる。

視聴率と反響[編集]

地上波視聴率[編集]

ニールセン・コリアの全国世帯視聴率は、第1話・第2話がともに3.3%で、これが自己最高。初回は首都圏3.7%、瞬間最高4.5%を記録した。その後は第3話2.8%、第4話2.7%、第5話2.6%と緩やかに下がり、第7話・第8話は2.5%。第9話で3.1%に持ち直したものの、第11話で最低の2.4%を記録し、最終話は2.7%で幕を閉じた。全話平均はおよそ2.8%とされる。韓国メディアは「2%台に閉じ込められた」と辛口に報じた。

Netflixでの成績[編集]

一方でNetflixでは好調だった。配信開始週(4月20日〜26日)に470万視聴数を記録し、Netflix公式の非英語TVシリーズ部門で世界1位を獲得。42の国と地域でトップ10入りし、台湾、グアテマラ、ペルーなど8か国で1位となった。その後も順位を保ち、5月20日時点で4週連続、最終回直前の5月27日時点で5週連続のグローバルトップ5入りを果たしている。韓国の地上波視聴率とグローバル配信の人気が大きく乖離した例として、韓国メディアでたびたび取り上げられた。

海外人気の背景として、韓国メディアは『社内お見合い』と、2025年に世界的ヒットとなったNetflixアニメ映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』(アン・ヒョソプが声を担当)によって高まった主演俳優の国際的知名度を挙げている。

評価[編集]

評価はおおむね「優しいヒーリングドラマ」というものだった。韓国では、刺激的などんでん返しより人物の成長と癒やしを丁寧に描いた点が好意的に受け止められた。日本のレビューでも、韓国ドラマにありがちな復讐劇ではなく、人の優しさや再出発を描いた温かい作品と評されている。

一方で、序盤の展開が遅く恋愛が動き出すまで時間がかかる点、2番手男子ソ・エリックの存在感がやや薄く三角関係が盛り上がりきらない点は、日本や海外のレビューで共通して指摘された。インドのメディアは5点満点中2.5点をつけ、主演二人の相性や農村の映像美を称えつつも、「心地よいNetflixラブコメの一本を超えきれない」と評した。

OST[編集]

本作のOSTは、音楽プロデューサーのソン・ドンウンが総括プロデュースを担当した。参加アーティストが非常に豪華なことでも話題になり、IVEのリズ、10CM、チョン・スンファン、TXT(TOMORROW X TOGETHER)のスビンとテヒョン、ロイ・キム、BOL4(赤頬思春期)、TWICEのナヨン、ヘイズ、コミ(Gummy)、PLAVE、パンチが歌唱に参加した。

10番目のOSTとして、バーチャルアイドルグループPLAVEが歌う「괜찮아 사랑이니까」(大丈夫、愛だから)が5月20日に発表された。最終回と同じ5月28日には、それまでの楽曲をまとめた合本アルバムが発売され、68ページのブックレットやポストカード、フォトカード、しおりが付属した。

余談[編集]

  • マシューの愛称「メチュリ」は韓国語でウズラのこと。名前の「マシュー・リー」の発音と掛けたあだ名で、村の少女ナ・ソミが付けたという設定になっている。
  • 第1話の初対面シーンは、スポーツカーとトラクターがあぜ道で睨み合うという、ラブコメらしいベタな出会い方。韓国の記事でも、二人が譲らずクラクションを鳴らし合う場面として紹介された。
  • 劇中のきのこ農場でのキスシーンでは、アン・ヒョソプの代表作『社内お見合い』のOST「Love, Maybe」が流れるという演出があり、ファンの間では「セルフオマージュ」と受け止められたという話がある。
  • 日本語タイトルは配信元Netflixの表記『本日も完売しました』だが、日本語の紹介記事などでは直訳に近い『今日も完売しました』と表記されることもある。
  • 放送終了の頃、アン・ヒョソプは海外アーティストとのコラボシングルも発表しており、続いてJTBCドラマ『ファイナル・テーブル』の主演が控えていると報じられた。
  • コ・ドゥシムが演じたソンハクテクのように、ベテラン俳優が田舎の村の「大黒柱」を演じる構図は、『海街チャチャチャ』など韓国の田舎ヒーリングドラマでおなじみのパターンでもある。

外部リンク[編集]

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