俺だけレベルアップな件〜ラグナロク〜

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俺だけレベルアップな件〜ラグナロク〜
나 혼자만 레벨업: 라그나로크
脚本 Brix(REDICE STUDIO)
作画 JIN(REDICE STUDIO)
スタジオ REDICE STUDIO
ジャンル ハンターもの、バトルファンタジー
出版社 D&C MEDIA
配信 ピッコマ(日本独占)、カカオページ(韓国)
連載期間 2024年7月31日 -(韓国)/2024年10月1日 -(日本語版)
連載周期 週刊
略称 俺レベ ラグナロク、俺ラグ
原作 Daul
メディアミックス ノベル版(ピッコマ)
その他 前作『俺だけレベルアップな件』の続編/ピッコマAWARD 2026 SMARTOON部門受賞


概要[編集]

俺だけレベルアップな件〜ラグナロク〜とは、韓国発のウェブトゥーン『俺だけレベルアップな件』の続編にあたる作品である。前作の主人公・水篠旬の息子である水篠護を主人公に据え、原作小説をDaul、作画をJIN、脚色をBrixが担当する。日本語版は2024年10月1日からピッコマで独占配信されており、「ピッコマAWARD 2026」SMARTOON部門を受賞した。

詳細[編集]

前作『俺だけレベルアップな件』は縦読み漫画の代表作のひとつであり、韓国のウェブ小説を原作とする縦読みウェブトゥーンで、日本でもピッコマの看板作品として定着し、アニメ化もされた。原作シリーズの全世界プラットフォームでの閲覧者数は、2022年度までの合算で143億を超えるとされる。本作はその世界と時間軸を引き継ぎ、前作から年月が経った後の世界を舞台にしている。

制作体制[編集]

制作体制は前作と同じREDICE STUDIOが担っており、原作小説はDaul、作画はJIN、脚色はBrixがクレジットされる(韓国語版では脚色担当がDangdo名義で紹介されることもある)。版元はD&C MEDIA(韓国ではD&C WEBTOON)。Daulは『ダンジョンリセット』の原作者としても知られる。前作の原作者である秋公(Chugong)は本作の執筆には加わっていないが、続編の執筆をDaulに託す形で公認・支援しており、本作は公式の続編(スピンオフ)として位置づけられている。

日本語版は電子書籍アプリピッコマの独自形式であるSMARTOONとして配信されている。

原作小説[編集]

原作のウェブ小説『나 혼자만 레벨업: 라그나로크』は、韓国のカカオページで2023年4月10日に連載が始まり、約2年あまりの連載を経て2025年7月23日に第374話・第375話が公開され、全375話で完結した。完結直前の2025年7月7日には、第366話の公開予定日に無期限休載が告知されたが、その後連載が再開されて完結までこぎつけている。カカオページでの累計閲覧数は約7,900万回に達したと報じられている。

日本ではピッコマで『俺だけレベルアップな件〜ラグナロク〜(ノベル)』として小説版も配信されており、漫画版と小説版を並行して読めるようになっている。

韓国でのウェブトゥーン連載[編集]

ウェブトゥーン版は2024年7月31日に韓国のカカオページで連載を開始した。シーズン1は2025年4月初めに第47話で完結し、韓国国内で約2,400万回の閲覧数を記録、カカオページでの評価は9.9(10点満点)と高い支持を集めた。英語版は北米のプラットフォームTapasで毎週土曜日に配信され、こちらも100万回以上の閲覧数となった。

シーズン1完結時には「より成長した護による、さらに熱い物語」を予告するメッセージとともに休載に入り、2025年7月31日にD&C WEBTOONからシーズン2の制作が正式に告知された。原作小説がすでに完結しているため、ウェブトゥーン版は原作の結末まで追いつく心配なく映像化を進められる状況になっている。

日本での配信[編集]

日本語版は2024年10月1日にピッコマで独占配信が始まった。配信初日に「SMARTOON総合ランキング」で1位を獲得し(2024年10月2日時点)、わずか2話の公開で初日1位を記録したのはピッコマ史上初とされる。10月11日までは毎日最新話を更新し、以降は毎週金曜日の更新となった。配信開始時には、ピッコマ公式Xでストアカード1万円分が当たるキャンペーンや、特設ページのXシェア企画(えらべるPay1万円分)が実施された。

その後、日本語版も韓国版にあわせてシーズンの区切りを迎え、2025年10月29日に連載が再開された。再開後の10月29日から31日までの3日間は毎日1話ずつ最新話が公開された。再開に先立つ2025年10月23日から11月6日までは、本作・前作・ノベル版・外伝・オーディオ版の『俺レベ』シリーズ6作品で無料話を増量し、無料の待ち時間を12時間に短縮するイベントが行われ、本作は10話分が増量された。あわせてハッシュタグ「#俺ラグ連載再開だあああああ」を使ったSNSキャンペーンも実施されている。

受賞[編集]

2026年5月21日に発表された「ピッコマAWARD 2026」では、SMARTOON部門の受賞3作品のひとつに選ばれた。同部門のほかの受賞作は悪役のエンディングは死のみとラグナール~回帰の剣士~。ピッコマAWARDは売上・読者数・いいね数などピッコマ内の複数データを総合して選ばれる賞で、単純な年間ランキングとは異なり、読者の「熱量」も評価に含まれる。

続編としての設計[編集]

続編ものとして見た場合、本作の設計は前作の完全な再演を避けている。前作は「最弱のハンターが唯一レベルアップできる」という一点の特権で物語を回したが、本作の主人公は最初から能力者ではなく、しかも父が世界的な存在であることが最初のハードルになっている。親が強すぎる世界で子が何を証明するのか、という問いが物語の出発点に置かれている。

あらすじ[編集]

美術大学に通う大学生の水篠護は、ハンターの血筋でありながら能力を持たない無能力者として日常を送っていた。両親は行方が分からず、護はその理由を知らないまま育っている。

ある日、ダンジョンから帰還したハンターがモンスター化する事件に巻き込まれ、逃げ遅れた人を守ろうとした護の前にステータスウィンドウが現れる。かつて父が手にしたものと同じ形式の画面であり、ここから護のレベルアップが始まる。物語は護の成長と並行して、両親の失踪の真相、そして前作で決着したはずの脅威の再来を追っていく。

登場人物[編集]

  • 水篠護 - 主人公。水篠旬の息子。美大生で、物語開始時点では無能力者として扱われている。生まれつき父と同じ影の力を宿していたが、その力は封じられていたとされ、新たにシステムの「プレイヤー」に選ばれる。韓国語版での名前はソン・スホ。
  • 水篠旬 - 前作の主人公。本作では行方不明の父として語られる。
  • 水篠雫 - 護の母。夫とともに行方が分からなくなっている。
  • 水篠葵 - 旬の妹にあたる人物で、前作から登場する。
  • ベル - 影の軍隊に連なる存在。前作からの継続キャラクターとして登場する。
  • 犬飼晃 - ハンター協会の会長。

このほか、死神ギルドや白虎ギルドといった前作から続く組織、牙の君主ラカンや白炎の君主バランといった君主級の存在が物語に関わる。

前作との関係[編集]

本作は独立した新作ではなく、前作を読んでいることを前提にした設計になっている。前作で提示された影の軍隊、君主と支配者の対立、ゲートとダンジョンの仕組みといった用語は説明を省いて登場し、前作の主要人物が名前や立場だけ先に出てくる場面も多い。

一方で主人公は世代交代しているため、前作で確立した強さの序列をそのまま使い回すことはできない。父が到達した地点が作中の上限として既に示されているため、本作は「どこまで強くなるか」ではなく「何を継ぎ、何を継がないか」を軸にせざるを得ない。続編としての難しさと面白さが同じ場所から出ているのが本作の構造である。

ファンの間では、小説版と漫画版で展開の順序が異なる点がしばしば話題になり、原作小説の進行と漫画版の話数を対応づける一覧が有志によって作られている。

日本での展開[編集]

ピッコマはスマートフォンで読む縦読み作品の日本市場での定着を主導しており、本作もその延長線上で独占配信という形を取った。LINEマンガと並ぶ日本のウェブトゥーン二大プラットフォームの競争において、人気シリーズの続編をどちらが確保するかは配信数以上に大きな意味を持つ。ピッコマは『俺レベ』全シリーズを「待てば¥0」で無料で読める国内唯一のサービスであるとしている。

日本語版のタイトルには韓国語原題の「라그나로크」がそのまま「ラグナロク」として残されており、前作の略称「俺レベ」を継ぐ形で「俺レベ ラグナロク」、あるいは「俺ラグ」と呼ばれることが多い。

余談[編集]

  • 前作の主人公・水篠旬は日本語版でのローカライズ名で、韓国語版では別の名前(ソン・ジヌ)が使われている。息子の「護」という名も日本語版独自のもので、韓国語版ではソン・スホである。
  • 護は幼少期から特別な力の兆候を見せていたとする描写があり、父がそれを封じていたという解釈が読者間で語られている。作中で全てが明示されているわけではない。
  • 配信開始記念のキャンペーンでは、ストアカードや電子マネーが当たるSNS企画が並行して実施された。人気シリーズの続編投入に合わせてプラットフォーム側が大規模な販促を打つのは、日本のウェブトゥーン市場では定番の動きになっている。
  • 同じくピッコマで配信される華山転生、地上100階 〜奴隷に堕ちた女と絶望ダンジョン〜、鉄槌教師、更生島と同様、本作も韓国で先行連載され、日本語版が追いかける形を取っている。
  • 『俺レベ』シリーズは前作の実写化企画も進んでおり、主演にはビョン・ウソクが起用されたと報じられている。前作の作画を担当したDUBU(チャン・ソンラク)は2022年に死去しており、本作は別の作画陣によって描かれている。
  • 同じピッコマのSMARTOONでは、テムパル~アイテムの力~・ナノ魔神・最終レベル英雄のご帰還なども「システム」や成長要素を軸にしたバトル作品として人気がある。こうした作品は宇宙wikiのピッコマアクションウェブトゥーン一覧にまとめられている。

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